ニュートン別冊 Nyaton 増補版 ネコの科学(2026年2月14日発売)
「外ネコを取り巻く問題 ネコとの幸せな生活のために知っておきたいこと」:pp. 126-136に増補改訂版で掲載. |
||||
----------- |
||||
|
ネコは何を考えているのか,飼い主のことをわかってくれているのか。とてつもないジャンプ力をほこり,暗い場所でも行動し,せまい場所に入りこむ柔軟性ももつ,その肉体はどのようになっているのか。毛色や模様はどのようなしくみで決まっているのか。さまざまなネコの秘密に,科学的にアプローチしていきます。またネコが健康に長生きするための食事や,医療とはどのようなものかも紹介します。
イエネコだけではなく,野生のネコ科動物も豊富な写真で紹介します。今年もさまざまな面からネコを科学的に解明していくNyaton。かわいいだけではない,ネコのいろいろな顔をお楽しみください。
(編集部)
-----------------------
【記事】「外ネコを取り巻く問題」科学雑誌 Newton 2026年1月号 pp. 46-53
https://www.newtonpress.co.jp/newton.html朝日新聞オンライン版(有料会員)のサイト 本日ついにアクセスランキングで全体の1位になっています(添付画像)。 (2026年1月28日08:35現在,直近15分間) https://digital.asahi.com/articles/ASTDV0T0VTDVBNEH009M.html?iref=pc_photo_gallery_bottom 小西美穂 (関西学院大学総合政策学部特別客員教授) 【視点】 トキソプラズマが「ネズミの脳を操る」というSF映画のような現象が、現実の生態系で起きていることに驚きました。また、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)の致死率が猫で6割、人間でも3割近いという数字は、単なる「外遊び」で済ませられるレベルではない恐怖を感じます。記事の最後にある「悪いのは猫ではなく、その状況を作り出している人間」という山田博士の言葉。猫好きの一人として重みがありました。猫を愛しているからこそ、バイ菌扱いされないように守る義務が私たち飼い主にあるのだと、改めて考えさせられる内容でした。 佐倉統 (実践女子大学教授=科学技術社会論) 【視点】 「ワンヘルス」は、環境問題と感染症とをセットで捉える重要な考え方だ。ネコの生態や行動はネコだけの問題ではなく、ヒトを含めたあらゆる生物の健康や活動に関わっている。今のイエネコはヒトの家畜としての生活形態に適応しきっており、屋外での生活に適した生きものではない。屋内飼育はネコ自体にとっても、健康的で安全な生活が送れる方法だ。そして、ネコだけに限らず、ヒトも含めてその地域の他の生物や生態系全体にとっても、優れた方法だ。ネコの放し飼いがなくなることを祈る。 ---------------------------------------------- “国家レベルの多頭飼育崩壊”が生態系の破壊と感染症の蔓延を引きおこす |
|
監修 山田文雄/亘 悠哉 執筆 迫野貴大(編集部) 放し飼いにされているネコやノラネコ,ノネコなどの,屋外を出歩いているネコ(外ネコ)は,交通事故や感染症などのリスクにつねにさらされている。さらに外ネコは希少な野生動物を捕食したり,ヒトに感染する感染症を媒介したりすることがある。外ネコに関する問題とその対策について,専門家に話を聞いた。
|