2026/11/03

【報道】「奄美野鳥の会」が第47回南海文化賞を受賞 南海日日新聞社2026/11/3(火)

 

【報道】調査・研究で環境保全に貢献など「南海文化賞」受賞の奄美野鳥の会

南海日日新聞社 2026/11/3(火) 
 
 
南海文化賞は、鹿児島県奄美大島を拠点とする南海日日新聞社が、各分野で優れた功績を残し、地域社会や文化の発展に貢献した個人や団体に贈る賞 
 
奄美野鳥の会(永井弓子会長)は1988年に野鳥愛好家の交流団体として発足。2003年に、野鳥観察などを通じて多くの人に奄美の自然の仕組みや働きとその大切さを理解してもらい、人と自然との共生を目指すことを目的にNPO法人化。探鳥会や自然観察会を定期的に開催しているほか、希少野生生物の調査・研究にも取り組んでいる。
 
国の天然記念物オオトラツグミの生息状況を把握するため1994年から奄美大島で実施している「さえずり一斉調査」のデータは、環境省の希少野生生物保護増殖事業にも活用された。同省は2026年6月、オオトラツグミとアマミヤマシギの2種について、生息状況が回復したとして事業完了を宣言。保護増殖事業の完了は、奄美の野鳥2種が全国初のケース。 
  
【今年度と近年の受賞】 
  • 2026年(最新): 調査・研究を通じて奄美の環境保全に貢献した奄美野鳥の会が受賞しました。
  • 2025年: 芭蕉布(ばしょうふ)製造技術の長年にわたる継承に尽力した、知名町の長谷川千代子氏(郷土・民俗部門)が受賞しました。
  • 2024年: 希少種保護や生物多様性の保全に大きく貢献した奄美マングースバスターズが受賞しました。 

【報道】茨城県のSFTS抗体調査(野生イノシシとイヌ・イエネコ)茨城県南部中心で拡大 (茨城新聞2026/11/03)

 

【報道】マダニ媒介、リスク増 感染症、茨城県の南部中心拡大か 茨城県イノシシ・イヌ・イエネコ抗体調査から

茨城新聞  2026/11/03

【下記に概要.詳細は上記URLを見てください】

マダニが媒介するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の感染リスクが県内で高まっている。茨城県衛生研究所が本県で捕獲された野生イノシシの抗体保有率を調査した結果、県南地域を中心に感染が拡大し、ウイルスの定着に至ったとみられる状況が判明した。県はペットの犬や猫でも感染が確認され始めているとして、予防対策の徹底を呼びかけている。

(中略)

人では,国内で2013年に山口県で初報告.西日本から関東や北海道に拡散.

2025年の国内患者数は191人.

2025年に三重県の動物病院で、猫から感染したと疑われる獣医師が死亡

2025年に茨城県でヒトの初感染.感染者は計2名.

 

【予防策】

やぶなどに入るときは肌の露出を避け、忌避剤を使ってかまれないように注意.

イヌの散歩では,マダニ付着に注意.

イエネコは,屋内飼養.

 

 【調査結果の概要から】

2019-2013年捕獲された野生イノシシ857頭のSFTS抗体保有率の変化

2026/10/07

【発表】WWFジャパン「動物愛護管理法の基本の基 」2024/10/07

【発表】WWFジャパン「動物愛護管理法の基本の基 」2024/10/07

 https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/5764.html

 

【Editorコメント】

WWFジャパンが2024年10月に,この法律と環境保全について解説・提案をしていますので,以下に紹介します.詳細は冒頭のURLをご覧ください. 残念ながら,この環境保全の提案は,とくに外来種問題や感染症問題について,環境省側に法律や基本指針および基準等としては反映されていないのが現状のようです.8月の環境省の外来種リスト改訂における動物名イエネコ改訂の根拠として,環境省はとくに示していなかったためです.


わが国の「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)」(下記URL参照)は,1973年に議員立法で作られた法律で,1999年の改正でこの法律名になりました.

環境省所管「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)」

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/index.html 

環境省「動物愛護管理基本指針」
 



以下がWWFジャパンのURLからの抜粋 です.

---------------------------- 

動物の保護及び管理に関する法律 第一条

「この法律は、動物の虐待及び遺棄の防止、動物の適正な取扱いその他動物の健康及び安全の保持等の動物の愛護に関する事項を定めて国民の間に動物を愛護する気風を招来し、生命尊重、友愛及び平和の情操の涵(かん)養に資するとともに、動物の管理に関する事項を定めて動物による人の生命、身体及び財産に対する侵害並びに生活環境の保全上の支障を防止し、もつて人と動物の共生する社会の実現を図ることを目的とする。」 

 

この法律の目的は、「人と動物の共生する社会の実現を図ること」であって、動物を守ることではありません。 

 

「愛護動物」に対する殺傷・虐待や遺棄には、罰則が設定されています。具体的には、「愛護動物」とは、ウシ、ウマ、ブタ、メンヨウ、ヤギ、イヌ、ネコ、イエウサギ、ニワトリ、イエバト、アヒル、及び人の占有する哺乳類・鳥類・爬虫類に属する動物を愛護動物と定義しています。 

 

動物愛護管理法と環境保全

 1)外来生物になるリスク
逃げたり捨てられたりしたペットや家畜は、各地で野生化し、人の生活や生態系に深刻な影響を与える侵略的外来種となるものも少なくありません。

2)感染症を拡大させるリスク
動物由来感染症は、自然界の野生動物と人と暮らす動物の間を相互に伝播し、人へ感染が広まるケースもあります。
また、逆に人の感染症が動物にうつる例もあり、こうした種を超えた伝播(スピルオーバー)は、新たな感染症を生み出す恐れを高めます。新興感染症は、自然に生きる野生動物やその動物が属する生態系にとっても大きな脅威です。

3)需要を拡大し、野生個体の絶滅のおそれを高めるリスク
ペット・ふれあい目的の利用とそれに伴う露出の拡大は、どのような動物もペットとして飼える、という安易な誤解を生むおそれがあります。
このことは、需要の増大と需要を満たすため捕獲・取引の増加を招き、野生個体を絶滅の危機に追い込む原因になる可能性があります。

こうした環境課題すべてを動物愛護管理法が解決できるものではありません。

しかし、同法は、侵略的外来種になる可能性や感染症を伝播する危険性のある種、そして絶滅のおそれの高い種も含め、人が飼育する動物(哺乳類、鳥類及び爬虫類に限るが)を一律に対象とする唯一の法律です。

 

以上です. 

 

 

2026/09/09

【報道】ノネコ→イエネコの外来種リスト案、異例の撤回「誤解生む可能性」 2026/9/6(日) 朝日新聞デジタル

 【報道】ノネコ→イエネコの外来種リスト案、異例の撤回「誤解生む可能性」

2026/9/6(日) 12:00配信 朝日新聞デジタル 小川詩織
 
 
朝日新聞デジタルのサイト 
 
 
概要
(詳細は上記URLをご覧ください.後半の記事は朝日新聞デジタルで有料で読めます.)
 
環境省は、生態系に影響を与えるおそれのある外来生物をまとめた「生態系被害防止外来種リスト」を約10年ぶりに改定する。これまでリストに掲載されていた、野生化したネコの「ノネコ」を、種名の「イエネコ」にする方針が示されていたが、反対意見が相次ぎ、これまでどおり「ノネコ」のまま掲載することになった。
(以下略) 
 
 
環境省生態系被害防止外来種リスト 
 

【Editorコメント】 
Yahooニュースのコメント欄には,現在(2026/09/09),94件のコメントが書き込まれています.パラパラとしか見ていませんが,撤回要望や撤回したことに対する批判が多く見られます.
 
ほぼ確定段階で,環境省(農林水産省も共管)側の異例の撤回は,政策決定プロセスに問題を残したと思います.
 
この撤回で,対象は従来どおり「ノネコ」と称されるイエネコだけが,対策の外来種となりました.一方,動物愛護管理法や市町村の条例などでは,イエネコの室内飼育や適正飼養が推奨されていて,屋外イエネコを減らしゼロ化の方向にあります.しかし,今回の撤回で,屋外イエネコ(野良イエネコや屋外に出る飼育イエネコ)の外来種としての位置づけは,従来どおりということで,政策的に矛盾します.それで良いのでしょうか?
 
屋外にいる個体が起こす問題,例えば在来種捕食や生態系影響,公衆衛生(SFTS,トキソプラズマ,糞尿,鳴き声,撹乱など),個体自体の福祉(健康,交通事故)などは,依然として放置のままとなります.それで良いのでしょうか?
 
家畜やペット動物の管理の直接の専門家として,獣医師やその関係者の人たちから,今回の件に対して発言や対応は少ないです.SFTS感染イエネコで死亡した獣医師さんが実際にもいて,獣医師界では最大の注意を払っていると聞きます.それで良いのでしょうか?
 
 本来,公共的・社会的な課題であるはずのイエネコ問題が,一部の声によって,自分たちに都合のよいように,おさえ込まれてしまいます.イエネコ問題の私物化,囲い込みです.それで良いはずはないです.

 
 

【この件を報じた報道の一覧(確認できた範囲)】

1.共同通信
配信
猫の生態系対策案撤回へ 被害防止リスト変更せず(共同通信)
#Yahooニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/4fc525d4dca7cb51cbee6f6f1f8eaff91b1a5904
 
2.毎日新聞
「ノネコ」→「イエネコ」案、異例の撤回 外来種リスト改定巡り
毎日新聞8/7(金) 16:11配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/597c1e5d479da43bddc4dd625420968722677468/comments?expand_form
 
3.まいどなニュース
 
4.女性自身
「猫は駆除対象と誤った認識が広がる」環境省 “外来種対策リスト”改定案に抗議殺到で異例撤回…識者が訴える不信感(女性自身)
https://news.yahoo.co.jp/articles/5a00bc9a3c20fe69aaa132fe499b11c0f30fecf9 
 
5.朝日新聞
以上