2023/03/26

【報道】奄美に息づく「幻の鳥」に会いたい 一斉調査に同行し知ったこと(毎日新聞)

 

奄美に息づく「幻の鳥」に会いたい 一斉調査に同行し知ったこと

2023/03/21

【調査結果】沖縄で捕獲したアマミヤマシギ3羽の1羽が海を渡って奄美大島にいることを確認

日本鳥類保護連盟とNPO法人奄美野鳥の会で行ってきたアマミヤマシギの移動生態を調べる調査において,沖縄で2023年1月に捕獲した3羽の内の1羽(2023年1月9日に国頭村宜名真の捕獲個体)が海を渡って奄美大島(奄美市住用村石原付近)にいることが,2023年2月25日に確認されました。

アマミヤマシギ:キジバトくらいの大きさで、夜行性の中型シギ。雌雄同色で、雌が雄よりくちばしが長く、わずかに大きい。森林・農耕地に生息。全長34~36㌢。足はヤマシギより長めで太い(奄美野鳥の会発行『奄美の野鳥図鑑』より)

アマミヤマシギは本土から奄美に冬鳥として渡来する近縁種のヤマシギと比べ、翼が丸みを帯びているため、長距離を飛ぶのに適していないという。
 
奄美大島では1980年代以降、森林伐採、マングースやノネコによる捕食で生息数が急減していた。

2023年3月17日
 〒166-0012
東京都杉並区和田3-54-5第十田中ビル3F
公益財団法人日本鳥類保護連盟
 
NPO法人奄美野鳥の会
 

 【クラウドファンディング】

奄美群島に生息する絶滅危惧種アマミヤマシギの保全活動にご支援を!
日本鳥類保護連盟
 
 【報道】
アマミヤマシギ 海を渡っての移動初確認
奄美新聞 2023年3月16日
 https://amamishimbun.co.jp/2023/03/16/42844/ 
 
アマミヤマシギ海渡る 沖縄→奄美190㌔

配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/9ff4c9fb7a3acd4daf6e42c00f23ff4bbb10b952

 

絶滅危惧種のアマミヤマシギ やんばる→奄美で「渡り」を確認 生態解明へ一歩
琉球新報 配信

 

小さな体で沖縄→奄美190キロを…絶滅危惧種アマミヤマシギの渡り初確認

南日本新聞配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/b53722f4d643d41d9a62f3ce403a4756f3f40254

 

 【文献(一部)】

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjo/63/1/63_15/_pdf

2023/03/19

【報道】世界自然遺産やんばるの野猫対策、開始を延期 「やんばる屋外猫ゼロ」プロジェクト 県民意見のとりまとめに時間 沖縄県

 

世界自然遺産やんばるの野猫対策、開始を延期 「やんばる屋外猫ゼロ」プロジェクト 県民意見のとりまとめに時間 沖縄県

配信 琉球新報

https://news.yahoo.co.jp/articles/7c922761189f0c6767f816f0429c29b505165564

 やんばるのネコ管理計画の実施は,来年度(2024年度)初めから開始に延期とのことで,理由は650件ほどのパブコメ意見の取りまとめに時間を要するためとのことです.

なお,下記は琉球新報オンライン版からの抜粋版ですので,詳細は上記URLをご覧ください.


---------(以下は抜粋版)

世界自然遺産に登録の沖縄島北部の国頭、大宜味、東の3村で「屋外ネコをゼロ」目標とする、「沖縄県、やんばる3村、および環境省沖縄奄美自然環境事務所」の5者の管理計画に関して、県環境部は13日、来年度初めからの開始を延期することを明らかにした。

計画案に対して県民から募集した意見の取りまとめに時間を要しているため。
 

計画案では、(1)森林域でネコをゼロにする(2)飼いネコの不適正飼養をゼロにする(3)屋外にいる飼い主不明ネコをゼロにする(4)北部以外からのネコの遺棄をゼロにする―などの目標を設定。屋外にいるネコを捕獲・保護し、23年4月~33年3月の10年間で目標を達成するとしている。

この計画案に対して、647個人・団体(暫定値)から意見が提出された。

生態系保全の観点から賛成する意見があったほか、ネコの捕獲・保護が殺処分につながる可能性があることを理由に反対する意見や、飼い主への返還・新たな飼い主への譲渡のための周知期間(10日)が短いとする意見、動物愛護団体との連携を強化するよう求める意見がある。

以上

2023/03/11

【報道】朝日新聞DIGITAL「ネズミもオオカミも操るネコの寄生虫 すでにヒトも3割感染の可能性」

 

「ネズミもオオカミも操るネコの寄生虫 すでにヒトも3割感染の可能性」

https://digital.asahi.com/articles/ASR383J56R1CPLBJ002.html

有料記事

瀬川茂子

 2018年5月、長崎県沖で小型のイルカ、スナメリの死体が漁業用の網にかかった。死因はトキソプラズマの感染だった。

 死因を調査した、帯広畜産大チームの西川義文教授にとっては、ある驚きがあった。

 「頭で知っていたが、本当に海の生物も感染するんだと認識した」

 トキソプラズマは寄生虫の一種。一生の様々な場面で動物に寄生する。卵を産むことができる「終宿主」は、ネコの仲間で陸の動物だ。ネコは、オーシストと呼ばれる殻に包まれたトキソプラズマの卵をフンとともに排泄(はいせつ)する。雨が降ると、オーシストが川に流れ、やがて海まで流される。貝の中にたまり、貝を食べた海の生物が感染する…。

 西川さんの驚きは、自分が調べたスナメリが、まさに海の生物の感染だったからだ。

 ネコ以外の鳥類や哺乳類は、トキソプラズマの「中間宿主」となる。ヒトも例外ではなく、すでに世界の3割が感染しているとの報告もある。ネコのフンの処理や感染した動物の生肉を食べることを通じて感染する。

(以下は,有料サイトへ)

2023/03/03

【報道】朝日新聞DIGITAL 寄生虫と人類:中 生物操り、都合のいい環境に 宿主の脳や免疫を制御、生態系に影響も 有料記事 2023年3月3日 5時00分

 

【報道】朝日新聞DIGITAL

寄生虫と人類:中 生物操り、都合のいい環境に 宿主の脳や免疫を制御、生態系に影響も

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  • 写真・図版

 時に病気や不快な症状、最悪の場合は死をももたらす寄生虫。寄生した生物の生理や行動にも作用していることが最近の研究で解明されてきた。こうした寄生虫や「操られた」生物は、生態系に大きな影響を及ぼしていることも分かってきた。

(以下略,詳細はHP参照) 


おなかの赤ちゃんへの感染防げ 新たな薬や検査が次々と

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土肥修一
妊婦が感染することで、赤ちゃんに目や耳の障害や発達の遅れなどが出る先天性トキソプラズマ症やサイトメガロウイルス感染症。昨年、治療薬や検査がそれぞれ公的医療保険の適用になった。早期の治療や発見につながることが期待されている
(以下略,詳細はHP参照) 

母子感染、早期治療に期待 トキソプラズマ 妊娠中にのむ薬、保険適用

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