【報道】
クロウサギ生息地に異変 ソテツ害虫が影響 個体数減少など懸念 奄美大島
2025年04月28日南海日日新聞
「国の特別天然記念物アマミノクロウサギの生息地に異変が起こっている」。奄美市笠利町の希少野生動植物保護推進員、勝廣光さん(77)が南海日日新聞社へ写真を寄せた。ソテツの葉や幹、根に寄生して枯死させる外来種「ソテツシロカイガラムシ」(通称CAS)の影響で、観察を続けている奄美大島のクロウサギの巣周辺の景色が一変しているという。勝さんは「巣や通り道を隠すソテツがなくなってしまえば生息域の縮小や個体数減少にもつながる可能性がある」と警鐘を鳴らす。
(詳細は上記URLを見てください)
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https://www.pref.kagoshima.jp/ad07/sangyo-rodo/rinsui/shinrin/hogo/cycas_kaigaramusi.html
奄美市役所
https://www.city.amami.lg.jp/norin/kaigara.html
沖縄県庁
https://www.pref.okinawa.lg.jp/kurashikankyo/petgaiju/1018721/1005044.html
Editorコメント
https://ja.wikipedia.org/wiki/CAS_(%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%82%B7)
上記Wikipediaからの概要
CAS(キャス)ことソテツシロカイガラムシ(学名:Aulacaspis yasumatsui)は、カメムシ目マルカイガラムシ科に属する外来カイガラムシ。英名Cycad aulacaspis scaleの頭文字から通称CAS(キャス).
原産地はタイなど東南アジア。外来種として台湾、ハワイ、グアム、アメリカ大陸等に分布し、効果的な防除方法が確立されておらず、侵入先では自生あるいは植栽されたソテツに大きな被害を与えている。
2006年の時広の警告的報告以後、日本では侵入の報告事例は無かった。日本での定着は、2022年より奄美大島の一部群生地の集団枯死が認められていたが、鹿児島県の奄美大島にて2022年11月22日に初確認以後、2023年11月までに奄美大島の5市町村すべてで被害が確認されたほか、沖縄県でも確認された。奄美大島には台湾から侵入したと推測されている。