2023/06/13

【報道・研究】マダニ媒介の感染症 外来生物がウイルス増関与 森林総研など調査、「捕獲強化を」

 マダニ媒介の感染症 外来生物がウイルス増関与 森林総研など調査、「捕獲強化を」

配信 農業新聞(大森基晶)

https://news.yahoo.co.jp/articles/be19b9b1700864e501997ff1f452f6effbe7bb23

 (概要,詳しくはURL参照)

 

森林総合研究所などの研究グループは、マダニの一部が媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)のウイルスを保有するマダニの増加に、アライグマハクビシンなどの外来生物を含む食肉目(ネコ目)が強く関与していると明らかにした。

 

 2020年度~22年度に行った調査から,アライグマが同ウイルスを保有する割合は2.4%。シカ(同0.0%)やイノシシ(同0.2%)と比べて高い保有率を示した。  

 

「アライグマやハクビシン、タヌキ、アナグマ、イエネコ」でウイルスの保有率が高かった。これら食肉目が、ウイルスを保有するマダニを増やすことに、強く関与している」と分析する。

 

シカの密度が高いところではSFTSを媒介するフタトゲチマダニも増えるという研究結果も出ている。

 

 「人里に近い場所での野生動物の密度管理や外来種の駆除が必要だ」と指摘している。