2022/05/16

報道「ネコ、イヌからマダニ感染症 12件確認、死亡例も」/人に感染し死亡例も…一般家庭のイヌ2匹がマダニ媒介の“ウイルス感染症” 1匹は庭等で遊ばせて体調悪く 富山テレビ

人に感染し死亡例も…一般家庭のイヌ2匹がマダニ媒介の“ウイルス感染症” 1匹は庭等で遊ばせて体調悪く

配信

富山テレビ

https://news.yahoo.co.jp/articles/830b79532342e649862c128e960f8f9256999fac

 富山県は、マダニが媒介するウイルスによるイヌの感染症例が、県内で初めて確認されたと発表しました。 飼い主への感染は確認されていませんが、国内では人に感染し死亡例もあることから、県は注意を呼び掛けています。


 2021年83() 8:44配信 共同通信 

記事概要

・ネコやイヌなどのペットから人への「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」感染例が,少なくとも12件確認、うち1件は死亡していたことが,国立感染症研究所などの調査で判明。

・原因ウイルスを保有するマダニに刺されたペットがまず感染し、さらに人に広がったとみられる。

SFTSに感染したネコの事例は300件超に上ることも判明。

SFTS致死率が630と高いことで知られ、西日本から徐々に東日本へと確認地域が広がっている

・感染研の前田健・獣医科学部長は「SFTSの発生のうち、数%が動物から人への感染である可能性がある」と話した。

 

補足

SFTS発生の多くは,人が直接マダニ(ウィルス保有)に刺されることで感染

 

・ダニに刺されない予防

  • できるだけ草むらに入らない。
  • 野山に行く時は長そで、長ズボンなどできるだけ肌を露出しない。
  • 草の上に直接座ったり、寝転んだりしない。敷物を利用する。
  • 脱いだ上着やタオルは、不要意に地面や草の上に置かない。
  • 虫よけスプレーを活用する。
  • 帰宅後、すぐに入浴し、着替える。

・ネコやイヌなど感染予防

  •  散歩などでのダニ注意.
  • ペットが体調不良の際は、直ちに動物病院を受診する。
  • また、飼育犬、猫については、ノミ・ダニの駆虫薬を定期的に投与する。
  • SFTSを含めた動物由来感染症の感染を防ぐために、ペットとの過剰なふれあいは控える。
  • 野生動物は、どのような病原体を保有しているか分からないので、野生動物との接触は 避ける。
  • 野生動物(ノラネコやノネコなども)が,人間の生活圏に落とすダニにも注意する.

 

参考文献

厚生労働省「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について」

国立感染症研究所「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」

感染対策情報レター「重症熱性血小板減少症候群(SFTS):広がる分布とマダニ以外の感染経路

」2021.06.09