2022/05/16

【報道】沖縄県西表島の老齢イリオモテヤマネコ個体がニワトリ小屋で捕獲 治療後森に放獣

 琉球新報

2022年5月14日14:09配信

解説と概要

絶滅危惧IA類(EN)の希少種イリオモテヤマネコPrionailurus bengalensis iriomotensisが,西表小中学校で飼育しているニワトリ小屋に侵入し保護され,治療後に森に放獣されたとのことです.この個体は,去年2021年4月に保護された老齢オス個体で,飼育ニワトリを採食に来たらしいと推測されています.
 
 野生動物と家畜とが近接して生息する自然環境では,野生動物はとくに「餌や繁殖(交尾相手)」を求めて,家畜に接近するため,飼育する施設や住居に侵入してきます,家畜飼育者はこのような事態が起きることや,家畜からの病気感染が起きることを,十分に気をつける必要があります.
 
 参考:これに関連して,下記の実態調査を行い報告書を作成しています.
 

----記事概要
環境省西表自然保護官事務所は,2022年4月21日に竹富町西表島において保護したイリオモテヤマネコを島内の森林で放獣したと発表。 
 
ヤマネコは2022年3月13日朝に島西部の「西表小中学校内のニワトリ飼育小屋」で捕獲,個体は高齢オス個体で、感染症により皮膚が荒れるなどの症状が見られたため、「NPO法人・どうぶつたちの病院沖縄」の獣医師らによる治療などを経て放獣された。 
 
この個体は、昨年2021年4月に島西部の干立集落で、衰弱しているのを保護されたヤマネコと同じ個体で,再度集落に来るかもしれないので,情報があれば環境省西表自然保護官事務所までを呼びかけている.



2022/05/15

【報道】沖縄県那覇市首里で増える外来トカゲ「グリーンアノ―ル」 わな増設し環境団体と住民が対策

 
小笠原諸島で増える外来トカゲのグリーンアノール Anolis carolinensis が,沖縄島南部(那覇市首里)でも定着し増えてきていて,駆除が行われているという報道です.

世界自然遺産登録地の沖縄島北部(やんばる3村)までの距離は離れていますが,非意図的・意図的に侵入のリスクはあります.対策と注意が必要です.
 
環境省
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/list/L-ha-02.html
 
国立環境研究所 侵入生物データベース
 https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/30100.html
 
小笠原「グリーンアノール対策」
http://ogasawara-info.jp/pdf/panphlet/panphlet_kankyou9_5.pdf


2022/05/10

【報道】アマミヤマシギの調査保護のためのクラウドファンディング「アマミヤマシギ レディーフォー」呼びかけ

2022年5月9日 
 
概要
「NPO法人奄美野鳥の会」(鳥飼久裕会長)と「公益財団法人日本鳥類保護連盟」(東京・小宮輝之会長)が、国内希少野生動植物に指定されているアマミヤマシギ Scolopax mira の保全活動のためにクラウドファンディングを開始します.
 
期間は、「愛鳥週間」の始まる5月10日~6月30日まで。同連盟の藤井幹事務局長は「世界自然遺産登録のこの地にしか生息しない固有種を絶やさないために、協力してほしい」と呼び掛けている。
 
アマミヤマシギは奄美大島、徳之島、加計呂麻島だけでしか繁殖が確認されていない固有種。沖縄島北部(やんばる地域)でも生息が確認されているが、繁殖活動は不明。
 
鳥飼会長は「のろまでどんくさくて愛すべき野鳥が、果たして沖縄島まで渡っているのか。あるいは沖縄島で独自の繁殖をしているのか。その生態を解明したい」と話した。
 
目標金額は300万円。寄付金は3000円~30万円までの7コース(お礼品あり)。申し込み手順や詳細は、HP https://readyfor.jp/projects/jspb202205 または「アマミヤマシギ レディーフォー」で検索。

直接振り込みも可能で、問い合せは電話03―5378―5691、

メールwebmaster@jspb.org 日本鳥類保護連盟まで。

 

【報道】東京都心のカラスの生息数が対策後20年で1/3以下に減少

 読売新聞オンラインなど

2022年5月9日14:26配信

概要

東京都などがカラス対策を始めてから約20年で,生息数が3分の1以下に減少したと報道されています.生息数の推移から、ゴミの量の減少と関係すると考えられています.

東京都環境局の資料から,捕獲数の減少,苦情の減少も示されています. 

ニホンに繁殖するカラスは大半はハシブトガラスとハシボソガラスで,東京都心では主にハシブトガラスで,餌は果実や昆虫や小動物ですが,ゴミではマヨネーズやフライドポテトなどの油脂を多く含む食材も好みます.

 

 


 

東京都環境局「カラス対策」

https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/nature/animals_plants/crow/index.html

更新日:2021年11月9日

東京都は、増えすぎたカラスから生じる様々な被害を防止するため、平成13年度から都市部を中心としたカラス対策に取り組んでいます。
令和2年度までの生息数調査結果と対策の成果についてお知らせします。

(生息数調査結果)
 ・都内約40か所における合計生息数が、平成13年度に比べ約70%減少
(対策成果)
 ・令和2年度に約5,100羽を捕獲し、累計捕獲数は約233,000羽
 ・都庁によせられた苦情・相談件数が、平成13年度に比べ約90%減少