【報道】
奄美の捕獲ノネコ 9割は首都圏へ 島外頼りのいびつな構造 「世界遺産の恩恵は受け、ノネコ要らないは身勝手」
2018年7月に始まった。主に環境省は捕獲、奄美大島5市町の「ねこ対策協議会」が譲渡を受け持つ。協議会が運営する奄美ノネコセンター(奄美市)に捕獲したノネコを一時収容。ノミ取りや避妊去勢、ウイルス検査などを経て島内外16の個人・団体の譲渡認定者に情報提供し、引き取り先を1週間募集する。見つからなければ安楽死させるが、これまで回避している。
わが国の島嶼などの在来希少種や生態系に影響をあたえる外来種問題として,イエネコFelis catus問題を考える研究会です.イエネコの適正飼養,適正管理,適切対策などによって,島や地域の在来種や在来生態系・生物多様性が保全されることを考える研究会です.
【報道】
まいどなニュース配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/5defc552d6537ad4eaa21df82de935c83d563c06/comments?expand_form
(概要)
2023年春、広島・呉で発覚した事件が注目を集めました。 「猫1匹を刃物で突き刺すなどして殺した」として呉市の大学院生の男(24)が逮捕されました。男は「猫を殺したことに間違いないが、愛護動物にあたらない野猫(ノネコ)だと思っていた」と供述。この主張はどういうものなのでしょうか。
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「環境省が鳥獣保護管理法によって『ノネコ』を狩猟鳥獣に指定していなければ、今回の悪質かつ残忍な殺害事件は防げた可能性が高いと考えています。どうぶつ基金は、今後同様の事件が発生しないために、そして、想像を絶する恐怖と苦痛のなかで命を奪われた猫のためにも、鳥獣保護管理法の狩猟鳥獣から『ノイヌ』『ノネコ』を削除することを求める署名活動を行っています」
(詳細はURLを見てください)
(コメント:虐待防止と,狩猟鳥獣対象解除の効果が果たしてあるのかと思います.外ネコ管理対策や外ネコをつくらないよう,適正飼養(室内完全飼養)をきちんとしたほうがいいのでは?)
配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/9548c52811506e15d530c9676eee1252a2b94f3f
感染症法で「4類」に分類され、医師に診断の報告が義務付けられるマダニ媒介感染症6種の患者数が今年、過去最悪のペースで増えていることが分かった。国立感染症研究所が都道府県の患者数を1週単位で記録する「感染症発生動向調査」を基に集計したところ、26週目に当たる7月2日時点で243人に達した。
(中略)
患者数増加について、環境省鳥獣保護管理室は「マダニを運ぶ鹿やイノシシの生息域が、地球温暖化に伴う積雪の減少で広がっているためではないか」と指摘。その上で「耕作放棄地の増加で人間の生活域にも近づいている」として感染対策の徹底を求める。
(詳細はURLを見てください)
配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/38ed567cd573108223460a9f22a4196fdc228050
(概要)
【AFP=時事】欧州食品安全機関(EFSA)は14日、ポーランドで猫24匹の鳥インフルエンザへの感染が確認されたことを受け、猫や犬の飼い主に対し、ペットを屋外に出さないよう呼び掛けた。
(中略)
ポーランドでは今月10日以降、飼い猫24匹の鳥インフルエンザ感染が報告されている。イタリアでもここ数週間で犬5匹、猫1匹の感染が確認された。感染経路はまだ特定されていないが、鳥インフルエンザに感染した家禽類の生肉を食べたことが疑われている。【翻訳編集】 AFPBB News
(詳細はURLを御覧ください)
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【報道】食べた生の肉から高病原性鳥インフルエンザH5N1感染したネコのうちの1匹が陽性に(ポーランド))
Covering Pandemic and Seasonal Flu, H5N1 `Bird Flu, Emerging Infectious Diseases, public health, community & Individual preparedness, and anything else that piques my admittedly eclectic interests
【広報】
報道関係各位 2023 年 6 月 30 日
山階鳥類研究所
https://www.yamashina.or.jp/hp/p_release/images/20230630_prelease.pdf
沖縄で繁殖し、オーストラリアとの間を渡りするベニアジサシ(絶滅危惧種)が、
ノラネコに捕食されました。
オーストラリアから渡来して沖縄周辺で繁殖する海鳥のベニアジサシ(環境省レッドリストの絶滅危惧Ⅱ類)が、ノラネコによって捕食されている様子が、撮影されました。
・6 月 22 日沖縄県うるま市勝連半島の漁港で、ノラネコが防波堤にとまって休むベニアジサシを捕獲(少なくとも 2 羽)し、口にくわえて運ぶところが観察されました。
・これまでもノラネコによってヤンバルクイナが捕食されることはわかっていましたが、ベニアジサシでは初めてです。
・ベニアジサシの繁殖数は近年減少傾向にあり、影響が心配されます。
・この個体には鳥類標識調査(注)の金属足環が付いていたため回収して調べたところ、約 6,000km南のオーストラリア・クイーンズランド州・スウェイン環礁で、2002 年 1 月 12 日に標識されたもので、21 歳以上であることも判明しました
オーストラリアでこの個体に足環を付けた研究者(ポール・オニールさん)のコメント:
私たちは、2002 年 1 月 12 日にスウェイン礁(グレートバリアリーフ海洋公園)で足環を付けました。オーストラリアと沖縄との間の長距離往復飛行に何度も成功したのに、ネコに捕食されるという非常に悲しい結末。 たくさんの子孫を残してくれていたらいいですね!ベニアジサシはオーストラリアでは主にネコのいない遠隔島にしか生息していないため、こちらにいる間はネコから安全であるようです。 ただしオーストラリアの他の鳥類や哺乳類の種について、その多くは主にネコの捕食によって急速に絶滅に向かっています。
ベニアジサシとは:ヨーロッパやアフリカ、北アメリカなどに生息する海鳥。日本では主に沖縄島周辺で繁殖し、オーストラリア東部で越冬することが鳥類標識調査(注)で判明している。沖縄周辺の個体数は、2021年の環境省調査では約 1,500 羽であったが、調査年による増減が見られる。同年の巣数は約 500 巣と 2009 年以降減少を続けていて、2009 年に比べると 68.7%減少した(生物多様性センター2021、モニタリングサイト 1000 島嶼海鳥調査報告書)。
ネコの捕食による鳥類への影響:
ノネコやノラネコが野生鳥類を捕食することによる影響は、世界中で懸念されている。日本では伊豆諸島御蔵島のオオミズナギドリ(海鳥、準絶滅危惧種)の繁殖地で、1970 年代後半には 175 万~350 万羽いたものが、近年 10 万羽程度に激減したことの一因がネコであると考えられている。ネコ 1 匹あたり平均で年間に 313 羽のオオミズナギドリを捕食するとの推定がある(Azumi他2020)。
https://link.springer.com/article/10.1007/s13364-020-00544-5
(注)鳥類標識調査とは:鳥類を捕獲し、個体識別用の足環を装着して放鳥する生態調査。鳥類の国内外の渡りや寿命などの生態を明らかにする目的で実施されている。近年は、鳥類生息状況のモニタリングのためにも活用されている。日本では環境省の委託事業として、山階鳥類研究所が、多くのボランティアの協力とともに実施している。 同研究所には 1961 年以来足環を装着して放鳥した約 600 万羽 のデータが蓄積されている。
この件に関する問い合わせ先:
写真のデジタルデータ、またノラネコが捕獲しようとする際の動画もありますので、
ご希望の方はお問い合わせください。
公益財団法人 山階鳥類研究所副所長 尾崎清明
e メール:ozaki(アットマーク)yamashina.or.jp
Tel: 04-7182-1101
研究員 富田直樹
e メール:tomita(アットマーク)yamashina.or.jp
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沖縄タイムス 2023年6月28日 8:00
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1177328
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba82cebe10b471c83047459165b7a97ec3510161
(概要)
うるま市の漁港で22日、飛来した絶滅危惧2類のベニアジサシをノラネコが捕食する様子を漁師の男性が発見して撮影した。ノラネコはベニアジサシを捕まえると10分もかからずに食べ終え、次の獲物を狙ったという。専門家は「屋外で生息するネコを減らす必要がある」と警鐘を鳴らしている。
県は家畜への伝染病感染、不妊去勢手術が済んでいない個体の妊娠リスクの防止のため、ネコの完全室内飼育を呼びかけている。またヤンバルクイナなど希少野生動物を捕食しているとして、世界自然遺産のやんばる3村で屋外にいるネコをゼロにする計画の作成も進めている。
どうぶつたちの病院沖縄の長嶺隆理事長は「人間に餌をもらいキャットフードを食べ慣れたネコでも、高い狩猟能力は衰えない」と指摘する。ヘビやカエルの捕食による寄生虫の感染や交通事故に遭うリスクもあり、「ネコを危険から守るためにも、屋外ネコを減らすべきだ」と強調。屋外ネコを増やさないため、「県だけでなく各市町村など地域でのルール作りも求められる」と述べた。
(詳細はURLを見てください)
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配信 (社会部・普久原茜、政経部・東江郁香)
https://news.yahoo.co.jp/articles/95f59629987142bac0d86e298cb51c621fb5733d
(記事概要とコメント)
捕食されたベニアジサシの足輪を研究所が回収し調査したところ、オーストラリアのスウェイン環礁で2002年1月12日に付けられ、この個体は21歳以上だった。
環境省の調査によると、2021年に沖縄島周辺で確認されたベニアジサシの巣の数は、2009年と比較して68・7%減少している。
「琉球わんにゃんゆいまーる」の畑井モト子代表理事は「外にいるネコも命ある存在とし、これ以上増やさないように不妊去勢手術をし、マナーを守った餌やりなどの管理が必要。飼い猫の適正飼養を徹底して」と訴えたという。
以上です.