沖縄島北部地域(やんばる)のネコ管理計画策定公表
【広報】
「沖縄県、国頭村、大宜味村、東村、環境省沖縄奄美自然環境事務所は沖縄県のやんばる地域におけるネコの管理・共生行動計画を策定いたしました」
沖縄県庁 2023年10月27日
https://www.pref.okinawa.jp/site/kankyo/shizen/2023_neko_action_plan.html
https://www.pref.okinawa.jp/site/kankyo/shizen/documents/action_plan.pdf
(1) 策定経緯(概要)
在来種捕食,感染症,生態系影響,ロードキル,イエネコの安全健康が必要.
令和4年10月に沖縄県と3村より計画案に対する意見を募るため、パブリックコメントを実施しました。その結果、沖縄県には647の個人・団体から1,090件、大宜味村には1件のご意見を頂きました。
そのご意見を踏まえて、沖縄県、国頭村、大宜味村、東村、環境省沖縄奄美自然環境事務所で協議・見直しを行い「ずっとやんばる ずっとうちネコ アクションプラン(沖縄島北部における生態系保全等のためのネコ管理・共生行動計画)」を令和5年10月に策定いたしました。
(2) 計画の目的
本計画は、沖縄島北部の生態系保全、公衆衛生の維持・向上及びネコの安全の確保・健康の維持に寄与するため、関係機関等が連携して森林域からのネコの排除、飼いネコの適正飼養、沖縄島北部以外からのネコの流入の防止等のネコの対策を迅速に進めることで希少種の生息状況の改善を図ることを主な目的としています。
(3) 計画の運用時期
令和6(2024)年1月~令和15(2033)年3月
国頭村、大宜味村、東村の住民に対しては住民説明会を開催する予定です。
よくあるお問い合わせについて
https://www.pref.okinawa.jp/site/kankyo/shizen/documents/qa.pdf
パブリックコメントの結果について
https://www.pref.okinawa.jp/site/iken/r4/documents/r5nekoactionplanpubliccomment.pdf
お問い合わせ
環境部自然保護課(代表)
〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2 行政棟4階(北側)
電話番号:098-866-2243
FAX番号:098-866-2855
【報道】
「森林域にいるネコをゼロへ 沖縄県や3村が管理計画 動物愛護団体の意見を受け精査」
沖縄タイムス2023/10/27(金) 17:03配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/3fadc03eeba07990ff814947d5670ab0df8100c8
(概要)
沖縄県と国頭、大宜味、東の3村、環境省沖縄奄美自然環境事務所の5者は2023年10月27日、沖縄本島北部の生態系の保全などを目的としたネコ管理・共生行動計画を策定したと発表。2024年1月から33年3月まで、森林域にいるネコをゼロにすることなどをめざす。
同計画については、捕獲されたネコの殺処分を懸念する動物愛護団体などからパブリックコメントが多く寄せられたため、今年の4月から開始する予定を見送り、5者で計画を精査。
県環境部自然保護課の担当者は「捕獲した猫は譲渡に取り組む」と強調。「新しい家族として引き取りに協力していただくようお願いしたい」と呼びかけた。
(詳細は本文参照)
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コメントは現在2件
【報道】
「ネコが希少種を傷つけたデータはあるのか」と愛護団体 殺処分に懸念が集中 沖縄県の外ネコゼロ計画に意見1090件
沖縄タイムス配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6c3b3313e47d34d68fac1fdddb5805862a65988
(概要)
計画へのパブリックコメントには647の個人・団体から1090件の意見が寄せられ、最も多かったのが、イエネコの殺処分への懸念。計画は殺処分を前提としないと強調しているが、けがや病気、長期間譲渡先が見つからない場合などは例外の可能性がある。5者は年内に住民説明会を開き、理解を求める方針だ。NPO法人どうぶつたちの病院沖縄の長嶺隆理事長は、「3村や県などが,これまでに対策してきたことを,連携して集中的に取り組むことに意義がある」、「世界自然遺産に登録され、国や県はやんばる地域の生態系保全を約束した。自然環境にとっても、人やイエネコの福祉の観点からも、すべてのイエネコが室内飼育されることは必要」と述べた。計画に反対する2023年3月に「全島島猫会議」を設立して,計画撤回の署名活動など実施という.
(詳細はURLを見てください)
【報道】
沖縄県が「捨てネコ防止」「やんばる保全」で行動計画を公表 パブコメは1000件超
配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ba6559d68d69e9cb3a32b9a3a24bb34d65477da
(概要)
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森林域では、自動撮影カメラで継続的にネコが撮影され、マングース北上防止柵が設置されている大宜味村塩屋から東村福地にかけての「SFライン」以北では2021年度に82頭、22年度に47頭が確認された。
計画では、(1)森林域でネコが確認されなくなること(2)北部の全ての飼いネコが適正飼養され、飼い主不明ネコがいなくなること(3)北部以外からネコが流入しない状態とすること―の三つを目標としている。
目標達成に向け、ネコの生息状況のモニタリングや捕獲、不妊去勢手術率向上など3村のネコ飼養条例による飼いネコ管理、捨てネコ防止のため教育現場の普及啓発や警察との連携に取り組む。
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・ようやくこれで,世界自然遺産登録地の4島のうち,奄美大島と沖縄島北部において,「外ネコ(イエネコ)ゼロ」対策計画が策定されたことになります.西表島では「外ネコ(イエネコ)ゼロ」はすでに達成済みです.
・野外で捕獲されるイエネコの数を減らしゼロにするためにも,きちんとした対策と,飼育者は適正飼養と完全室内飼養が必要です
・ペットとしてイエネコを完全室内飼養することは,貴重な生態系にとっても,イエネコにとっても,幸せなことです.
・ペットを飼うということは,飼い主としての大きな責任が伴うことを自覚すべきと思います.
・人とイエネコのこれまでの付き合い方を変えるだけで,生態系にも,ご近所付き合いでも問題解決に向かうはずです.これは,沖縄島北部地域(やんばる)だけでなく,日本国中や世界中のどこの地域でも同じことです.