2025/06/10

【報道】希少動植物が生息する沖縄・東村 野生化したヤギ 沖縄タイムス2025/06/09

 

【報道】希少動植物が生息する沖縄・東村 野生化したヤギが「有害鳥獣」扱い 村や県が捕獲に力を入れる理由は

 
沖縄タイムス 2025/06/09 
 
 
概要(詳細は上記URLをご覧ください)
 
東村高江に生息する野生化したヤギ(ノヤギ)。竹富町西表島などにも分布し、沖縄県は2023年に外来種の中でも優先的に防除する必要がある「重点対策種」に指定した。東村では農地作物の食害が出ており、希少な動植物が生息する森の生態系に悪影響を 及ぼす懸念もある。村や県は捕獲や拡散防止に力を注いでいる。(北部報道部・大庭紗英) 
 
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ノヤギを「有害鳥獣」として取り扱い、対策に乗り出した。これまでイノシシやカラスの捕獲作業をしてきた狩猟者らでつくる「有害鳥獣被害対策実施隊」がノヤギの捕獲作業を通年で始めた。
 
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ノヤギ分布が深刻だった西表島では、竹富町が本年度4月1日からヤギの適正飼養・管理に関する条例を施行。飼育の際には首輪や耳標の装着、放し飼いの禁止、脱走した際の通報義務等が定められている。違反した場合は、指導や勧告、過料が科せられるようになった。
 
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沖縄外来種.com」でノヤギを含めた外来種の情報提供を呼びかけている。
詳細はhttps://okinawa-gairaisyu.comから。 
 
 
Editorコメント
家畜ヤギは食料として琉球諸島では歴史的に利用されてきました.しかし,飼育管理が不十分で,野放しに近い例もあり,外来種化(人間の管理外になり自然界に進出)して問題(植生破壊,土壌流出,生態系破壊など)を起こしている事例が多くあります.家畜として適正飼養が基本で,外来種化した個体は自然界からの排除が必要です.