マダニ媒介の感染症 外来生物がウイルス増関与 森林総研など調査、「捕獲強化を」
配信 農業新聞(大森基晶)
https://news.yahoo.co.jp/articles/be19b9b1700864e501997ff1f452f6effbe7bb23
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森林総合研究所などの研究グループは、マダニの一部が媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)のウイルスを保有するマダニの増加に、アライグマやハクビシンなどの外来生物を含む食肉目(ネコ目)が強く関与していると明らかにした。
2020年度~22年度に行った調査から,アライグマが同ウイルスを保有する割合は2.4%。シカ(同0.0%)やイノシシ(同0.2%)と比べて高い保有率を示した。
「アライグマやハクビシン、タヌキ、アナグマ、イエネコ」でウイルスの保有率が高かった。これら食肉目が、ウイルスを保有するマダニを増やすことに、強く関与している」と分析する。
シカの密度が高いところではSFTSを媒介するフタトゲチマダニも増えるという研究結果も出ている。
「人里に近い場所での野生動物の密度管理や外来種の駆除が必要だ」と指摘している。