シロアゴガエル、徳之島で生息域拡大 特定外来生物 環境保護団体が駆除活動
配信 南海日日新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b8890c4830019a5d22b111ab0b14c832a93c4a9
2023年5月に鹿児島県徳之島町で初めて確認された特定外来生物「シロアゴガエル」の駆除活動が島内で広がっている。環境保護団体「徳之島虹の会」は12日、徳之島町亀徳の沈砂池で行った駆除作業では卵の塊15個を回収した。対策が取られる一方で伊仙町でも成体や卵が見つかるなど生息確認地域も拡大しており、関係者は既に相当数の個体が繁殖している恐れがあると警戒している。
シロアゴガエルは東南アジア原産で体長は5~7センチ。背面が茶褐色や黄みがかった色をしており、脚が長く細長い体つきが特徴。繁殖期は4~10月で直径5~8センチのクリーム色をしたメレンゲ状の卵塊(泡巣)を水場近くの木の枝やコンクリート壁面などに産み付ける。県内では2013年に与論島で初めて確認され、19年には与論島の全域に拡大した。
(以下略,詳しくはURL参照)
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特定外来生物のシロアゴガエル根絶 沖縄・西表島で全国初
在来のカエル類や昆虫などに影響を与える恐れがあるとされ、西表自然保護官事務所によると沖縄本島や石垣島、宮古島や与論島などでも繁殖が確認されているが、定着した島での根絶は全国初だとしている。西表島では2015年8月に上原地区で初めて確認された。
西表島におけるシロアゴガエルの捕獲について
令和3年6月1日(火)21時10分頃、上原集落内の私有地で、特定外来生物「シロアゴガエル」を発見し、翌日2日20時半頃、当該個体を捕獲したのでお知らせします。 他のシロアゴガエルも生息している可能性がありますので、鳴き声を聞いたり、木の枝やコンクリート壁面等に生み付けられる泡巣(泡状の卵塊)を発見した際には、西表自然保護官事務所までご連絡をお願いいたします。 また、島外から搬入される資材や機器等に付着して侵入する可能性があるため、資材搬入の際には、シロアゴガエルの成体や卵塊等の付着がないか、十分にご確認をお願いいたします。
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アメリカザリガニが繁殖 遺産エリア近くで2千匹捕獲 「捨てないで」と呼び掛け 徳之島
【徳之島総局】6月1日から「条件付特定外来生物」に指定されるアメリカザリガニが徳之島で繁殖していることが確認され、島の生態系への影響が懸念されている。世界自然遺産エリア近くの池1カ所で約2千匹が捕獲されており、関係者は「もともと島にすんでいる希少生物が絶滅する恐れがある。島の外から持ち込んだ動植物を絶対に捨てないで」と呼び掛けている。
アメリカザリガニはアメリカ南東部からメキシコ北東部が原産。体長は約10センチで、ウシガエルやブラックバスの餌として国内に持ち込まれた。劣悪な水質でも生きられ、一度に200~1000個の卵を産む。繁殖力が強く、水生昆虫や魚類を捕食するため生態系への影響が懸念されている。
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