2026/02/22

【報告】 WWFジャパン「外来生物法施行から20年 ペット由来動物の外来種化に関する報告書」主因は「ペット利用」と確認 2026/02/20

公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(東京都港区、会長:末吉竹二郎、以下 WWFジャパン)は、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」が2025年に施行20年を迎えたことを踏まえ、調査報告書『ペット由来外来種:日本における現状と課題』(全55ページ)を、本日2026年2月20日(金)に発表しました。
 

 https://www.wwf.or.jp/press/6194.html 

調査報告書全文(PDFファイル)
日本語版
英語版 

 

概要(詳細は上記URL,PDFをご覧ください)

ペット利用される野生動物が日本国内で外来種化している課題について、その現状について明らかにし、事例分析や国際的データベースとの照会から見る潜在リスクなどを纏めました。なお、主に以下データを用いて、分析を行ないました。

  • 国内既存情報の集約と分析
    • 生態系被害防止外来種リスト(2015年版)
    • 国立環境研究所侵入生物データベース
    • 各都道府県の外来種リスト等
  • ケーススタディ
    • アライグマ
    • グリーンアノール
    • バーミーズパイソン(米国の事例)
  • 国際的な以下の外来種データベースと国内市場データの照合
    • GRIIS:各国による外来種の導入・定着状況を含むデータベース
    • EICAT:IUCNの専門家グループを評価した外来種データベース 
    • InvaCost:経済コストの観点から外来種の影響を記録したデータベース
    • GIDIAS:IPBESの概念的枠組みを採用した外来種データベース
    • CABI Horizon Scanning Tool:外来種となりうる種を探すことができるツール

 

 

【紹介】イエネコの完全室内飼養のグッド事例:まもるんキャット「クラーク株式会社」

【紹介】イエネコの完全室内飼養についての関心が,日本の企業でも始まっているようです.

下記がありましたので紹介します.
 

猫が安全に暮らせるように - まもるんキャット

https://share.google/hcvFgUNWcoy8oD547 



ソース: まもるんキャット「クラーク株式会社

 

猫がよろこぶ暮らし方

イエネコの完全室内飼養を応援します

 Hanako (マガジンハウス)Vol. 1251「猫がいれば,幸せ」

2026/02/15

【記事】「外ネコを取り巻く問題」:ニュートン別冊Nyaton増補版ネコの科学(2026年2月14日発売)pp. 126-136 / 科学雑誌 Newton 2026年1月号 pp. 44-53

 ニュートン別冊 Nyaton 増補版 ネコの科学(2026年2月14日発売)


「外ネコを取り巻く問題 ネコとの幸せな生活のために知っておきたいこと」:pp. 126-136に増補改訂版で掲載.


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ISBN978-4-315-52996-8
A4変型判/オールカラー/144 ページ
発行年月日:2026/02/25

定価:1980 円(税込)

 

ネコを科学した『Nyaton』のページを大幅に増量した増補版です。
 
 ネコは何を考えているのか,飼い主のことをわかってくれているのか。とてつもないジャンプ力をほこり,暗い場所でも行動し,せまい場所に入りこむ柔軟性ももつ,その肉体はどのようになっているのか。毛色や模様はどのようなしくみで決まっているのか。さまざまなネコの秘密に,科学的にアプローチしていきます。またネコが健康に長生きするための食事や,医療とはどのようなものかも紹介します。

 イエネコだけではなく,野生のネコ科動物も豊富な写真で紹介します。今年もさまざまな面からネコを科学的に解明していくNyaton。かわいいだけではない,ネコのいろいろな顔をお楽しみください。

(編集部)


 

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記事】「外ネコを取り巻く問題」科学雑誌 Newton 2026年1月号 pp. 46-53

https://www.newtonpress.co.jp/newton.html

朝日新聞オンライン版(有料会員)のサイト


本日ついにアクセスランキングで全体の1位になっています(添付画像)。 

小西美穂
(関西学院大学総合政策学部特別客員教授)
【視点】
トキソプラズマが「ネズミの脳を操る」というSF映画のような現象が、現実の生態系で起きていることに驚きました。また、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)の致死率が猫で6割、人間でも3割近いという数字は、単なる「外遊び」で済ませられるレベルではない恐怖を感じます。記事の最後にある「悪いのは猫ではなく、その状況を作り出している人間」という山田博士の言葉。猫好きの一人として重みがありました。猫を愛しているからこそ、バイ菌扱いされないように守る義務が私たち飼い主にあるのだと、改めて考えさせられる内容でした。

佐倉統
(実践女子大学教授=科学技術社会論)
【視点】
「ワンヘルス」は、環境問題と感染症とをセットで捉える重要な考え方だ。ネコの生態や行動はネコだけの問題ではなく、ヒトを含めたあらゆる生物の健康や活動に関わっている。今のイエネコはヒトの家畜としての生活形態に適応しきっており、屋外での生活に適した生きものではない。屋内飼育はネコ自体にとっても、健康的で安全な生活が送れる方法だ。そして、ネコだけに限らず、ヒトも含めてその地域の他の生物や生態系全体にとっても、優れた方法だ。ネコの放し飼いがなくなることを祈る。



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“国家レベルの多頭飼育崩壊”が生態系の破壊と感染症の蔓延を引きおこす

監修 山田文雄/亘 悠哉

執筆 迫野貴大(編集部)

放し飼いにされているネコやノラネコ,ノネコなどの,屋外を出歩いているネコ(外ネコ)は,交通事故や感染症などのリスクにつねにさらされている。さらに外ネコは希少な野生動物を捕食したり,ヒトに感染する感染症を媒介したりすることがある。外ネコに関する問題とその対策について,専門家に話を聞いた。

 

 
 
 

 

 

2026/02/10

【報道・政府発表】ニュージーランド、2050年までにノネコ根絶へ 生物多様性保護目指す CNN

【報道】ニュージーランド、2050年までにノネコ根絶へ 生物多様性保護目指す

CNN 2025.11.25 Tue posted at 10:07 JST 

 https://www.cnn.co.jp/world/35240836.html

https://edition.cnn.com/2025/11/24/science/new-zealand-feral-cats-scli-intl 

 

(CNN) ニュージーランドは生物多様性を守る取り組みの一環として、2050年までにノネコの根絶を目指す計画を発表した。

タマ・ポタカ自然保全相は20日、ラジオ・ニュージーランドの番組の中で、ノネコを「冷徹な殺し屋」と形容。鳥類やコウモリ、トカゲ、昆虫などの種を脅かす捕食動物の根絶を目的とした「プレデターフリー2050」の対象にノネコを加えると発表した。

根絶対象にはオコジョ、フェレット、イタチ、ネズミ、ポッサムなどが指定されているが、これまでネコは除外されていた。

しかしポタカ氏は今回、その方針の転換を表明し、ノネコを「人に頼らず生息している野生動物」と定義。「生きるために殺す」動物と位置付けた。

ノネコ根絶の手段としては、毒を仕込んだソーセージでおびき寄せる方法や、ノネコが歩く樹木に毒を散布する方法などを選択肢として挙げている。

21日に発表した声明でも「ノネコは農場から森林に至るまでニュージーランド全土で見かけるようになり、在来種の鳥類やコウモリ、トカゲ、昆虫を脅かしている」と強調した。

同省によると、北島の町オハクネの近郊では1週間で100匹以上のツギホコウモリがノネコに殺された。スチュアート島のニュージーランドチドリが絶滅寸前の状態に追い込まれたのもノネコが一因だった。

「ノネコはまた、イルカを害して人間に影響を与え、農場に家畜損失の損害を与えるトキソプラズマを拡散させる」と同省は指摘。一般から意見を募った結果でも、寄せられた約3400件の意見のうち90%以上がノネコの管理改善を支持したとしている。

一方で、家庭で飼育されているペットはこの計画の対象にはならないとポタカ氏は述べ、「解決のためには引き続き、責任ある飼育、避妊去勢、マイクロチップ装着、猫を野生生物から遠ざけることが重要だ」と強調している。

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The Government is delivering on its campaign promise to add feral cats to the Predator Free 2050 target species list to protect our precious native wildlife, Conservation Minister Tama Potaka says.

Date:  21 November 2025 

Source:  Office of the Minister of Conservation

“We know people want their local reserves, beaches and bush tracks to be full of birds, not predators. Including feral cats in the Predator Free 2050 goal means stronger protection for local wildlife, better tools for communities, and less impact on farmers, whānau and our economy.

“Feral cats are now found across Aotearoa New Zealand, from farms to forests, and they put huge pressure on native birds, bats, lizards and insects. They also spread toxoplasmosis, which harms dolphins, affects people, and costs farmers through lost stock,” Mr Potaka says.

The Department of Conservation’s consultation on the Predator Free Strategy received close to 3,400 submissions. Over 90 percent backed improved feral cat management.

“New Zealanders were clear. They want action,” Mr Potaka says.

Adding feral cats to the Predator Free 2050 target list will:

  • Support national coordination of feral cat control
  • Allow Predator Free groups access to funding for projects targeting feral cats
  • Boost research into effective and humane tools and technology
  • Strengthen efforts to protect threatened species across the country

Examples of the damage caused by feral cats include the loss of more than 100 short-tailed bats in a single week near Ohakune, and the near-extinction of pukunui/southern dotterel on Rakiura/Stewart Island.

“New Zealand is full of proud cat owners, and domestic pets are not part of this Predator Free target. Responsible ownership, desexing, microchipping, and keeping cats away from wildlife, remains an important part of the solution,” Mr Potaka says.

Further detail on priority work will be set out in the revised Predator Free 2050 Strategy, due to be released in March 2026.

 

(上記の日本語翻訳) 

政府は選挙公約どおり、野生イエネコ(feral cat, フェラルキャット,家庭の飼育イエネコ以外)を「捕食者ゼロ(Predator Free)2050」の対象種に追加すると発表しました。これは、固有の野生生物を守るための措置であり、タマ・ポタカ保全大臣が明らかにしました。

野生イエネコは全国に広く分布し、鳥類、コウモリ、トカゲ、昆虫などに深刻な被害を与えているほか、トキソプラズマ症の感染源として人やイルカ、家畜にも影響を及ぼしています。
捕食者管理に関するDOC(保全省)の協議では約3,400件の意見が寄せられ、90%以上が野生イエネコ管理の強化を支持しました。

今回の追加により、以下が可能になります:

  • 野生イエネコ対策の全国的な連携強化

  • Predator Free関連団体が野生イエネコ対策プロジェクトに資金を申請できるようになる

  • 効果的かつ人道的な新技術・新ツールの研究促進

  • 絶滅危惧種の保護活動の強化

野生イエネコによる被害例として、オハクネ近郊で短尾コウモリ100匹以上が1週間で捕食された事件や、ラキウラ/スチュワート島でのパクヌイ(ミナミイシチドリ)のほぼ絶滅が挙げられています。

なお、家庭の飼育イエネコは対象外であり、引き続き適切な飼育(去勢・避妊、マイクロチップ装着、野生動物から遠ざける)が重要とされています。

改訂版のPredator Free 2050戦略は2026年3月に公表予定です。

 

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NZの村で「飼い猫禁止令」も 在来種の絶滅要因に

https://www.bbc.com/japanese/45351350 

BBC  2018年8月30日

ニュージーランド南岸の小さな村が、固有の野生動物を守るために過激な計画を実施しようとしている――。飼い猫の全面禁止だ。

環境保護団体エンバイロメント・サウスランドが提案したこの政策では、オマウイ村で現在猫を飼っている人は猫を去勢し、マイクロチップを埋め込み、自治体に登録する必要がある。

その猫が死んだ後は、このコミュニティーに住む猫好きが新たに猫を飼うことは許されない。

極端な計画に聞こえるが、他の地域でも検討すべき課題なのかもしれない。

 

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ニュージーランド、2050年までにノネコ根絶へ 250万~800万頭の駆除目指す