2025/01/27

【報道】奄美大島のマングース根絶、「無謀」な事業をどう成し遂げたのか NATIONAL GEOGRAPHIC 2025/01/26

 【報道】奄美大島のマングース根絶、「無謀」な事業をどう成し遂げたのか

多難だった道のりと外来生物問題のこれから、2人のキーパーソンに聞いた

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/25/012200038/?ST=m_news

NATIONAL GEOGRAPHIC 2025.01.26

 --------------------------

 以下は概要(質問と主な回答,詳細はURLを見てください)

 

はじめに

2024年9月3日、東シナ海に浮かぶ鹿児島県奄美大島において、生態系に大きな被害をもたらしたフイリマングース(以下「マングース」)の根絶が宣言された。外来種の根絶事例は世界にいくつか存在するがいずれも小規模で、東京23区よりも広い奄美大島全島級は世界初だといわれる。猛毒のハブ駆除のためにわずか30頭程度のマングースが放たれてから、実に45年目の出来事。根絶に至るまでの多難な道のり、そして外来生物問題のこれからを2人のキーパーソンに語ってもらった。

「早くやめたら?」と言われ続けた(阿部愼太郎さん・環境省 奄美群島国立公園管理事務所)

質問

―阿部さんがマングース防除に取り組んだきっかけを教えてください。

―防除事業が始まった当時の反応はどのようなものだったのでしょう。

―そんな中、防除はどのように進められたのでしょう。

―世界で類を見ない成功を実現した今の気持ちを教えてください。

―今後の課題は。

答え

マングースの防除が進むにつれ、在来生物の数が回復している実感があります。ただ回復によって、在来種が交通事故に遭うケースも増えています。加えて、アマミノクロウサギによる農業被害なども増加しました。今後は在来種の保護に努めつつも、畑に入り込まないよう対策を施すなど、在来種との棲み分けを含めて共生のあり方をきちんと考えていかなければなりません。

取材者コメント

最後に問題提起として。マングースバスターズや探索犬は、訓練を積んだ外来種対策のプロたちです。にもかかわらず、防除事業が終わって給料を支払う財源がなくなったからといって解散してしまうのは、少し違う気がしています。県や市町村にも協力を求めて、1人でも多くのスタッフがプロとして次のステップに進めるような仕組みを考えていきたいですね。

 

2つの評価手法を「ゼロ」の根拠に(深澤圭太さん・国立環境研究所)

質問

―深澤さんはマングース防除事業への関わりが長いと伺いました。

―確信を得るに至ったエピソードがあれば教えてください。

―根絶宣言の背景にある、根絶確率はどのように導き出したものなのでしょう。

答え

マングースの生存は、2018年度に捕獲された1頭を最後に確認されていません。その後も約6年間、活動を続けながらゼロを積み上げた結果、根絶確率が十分に高まったと判断し根絶宣言に至りました。

―生存数がゼロになったとの判断が社会的になされて、根絶宣言が出されたわけですね。一方で、科学的に見ると確率がゼロになったわけではありません。

―それでも根絶宣言を出すに至りました。

―全国各地で外来種の問題が後を絶ちません。今回得られた教訓は他でどう生かせますか。

答え

マングースバスターズもマングースが嫌いなわけでは決してありませんし、わなを仕掛ければどうしても在来生物を混獲してしまいます。そういった意味で、実は心理的コストの非常に大きな事業でした。負担を軽減するには、なるべく短期間で終わらせることが望ましい。そのためには人も予算も集中的に投じる必要があるでしょう。

 

外来生物の防除は、必要があってやっていることです。私たちの事業でも、「外来種だから」という理由だけで取り組んでいる人はいません。必要性の判断根拠として重要になるのは、在来種や人間社会に与える影響です。例えば房総半島を中心に大きな問題となっている小型のシカ「キョン」による、在来植物への食害は非常に深刻だといわれていますよね。そういった悪影響についてしっかりと説明や対話を重ねていくことが、外来種対応においては重要だと今回の事業を通じて学ぶことができました。 


以上です.



2024/12/06

【報道】人々に愛されるネコ、実は世界最悪レベルの「侵略的外来種」Forbes Japan 2024年12月6日

 

【報道】人々に愛されるネコ、実は世界最悪レベルの「侵略的外来種」

配信 Forbes Japan

 

  イエネコの侵略的外来種としての問題について,2016年7月に米国科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載された論文や,2023年12月に学術誌Nature Communicationsに掲載された論文から,本報道でわかりやすく解説されています.

下記は主な項目で,詳細は下記のURLから読んでください.

参考文献:「ネコ・かわいい殺し屋 生態系への影響を科学する.築地書館」 

 

 https://news.yahoo.co.jp/articles/600521cedb075614f4660fbe149330d448dd925f?page=1

 「動物種の絶滅原因を考えるとき、すぐに頭に浮かぶのは、ネズミやヘビといった侵略的外来種だ.そして、気候変動も例外なく関わってくる。しかし現実には、絶滅原因リストのなかで、意外な動物が存在感を放っている。私たちにとって身近な友達であるイエネコだ。」

【画像】ネコは63種の動物が絶滅した原因になっている

■2000種以上がネコの餌食に

■島の食物連鎖の頂点に立つネコ

■ネコはなぜ、これほど恐るべき捕食者なのか?

・高い繁殖能力

・汎用の狩猟スキル

・肉だけで生きていける

・行動面での順応性

 ・ヒトによる援助への依存

2024/10/18

(報道)2024年度「第75回南日本文化賞」と2024年度「第45回南海文化賞」を奄美大島のマングース根絶に尽くした「奄美マングースバスターズ」が受賞

 奄美大島のマングース根絶に尽くした「奄美マングースバスターズ」(代表者・松田 維氏)が下記の2つの賞を受賞しました.おめでとうございます.

 

2024年度 第75回南日本文化賞を受賞

【報道】郷土鹿児島の発展に貢献…第75回南日本文化賞に学術教育・社会部門の1個人、2団体決まる

南日本新聞社2024/09/28 09:00
 
(概要)(詳細は上記URLを参照してください)

 芸術や産業経済など郷土の発展に貢献した個人・団体を顕彰する第75回南日本文化賞(南日本新聞社主催)は27日、チェロ奏者で霧島国際音楽祭音楽監督の堤剛氏(82)=学術教育部門、薩摩川内市の「川内大綱引保存会」(会長・橋口知章氏)=同、奄美大島のマングース根絶に尽くした「奄美マングースバスターズ」(代表者・松田 維氏)=社会部門=に決まった。贈賞式は11月1日、鹿児島市の城山ホテル鹿児島である。
・・・
奄美マングースバスターズは環境省の委託で2005年結成。毒蛇ハブ駆除のため奄美大島に持ち込まれながら、島固有の希少種を襲っていたマングースの駆逐が目的だった。3万2000匹以上を捕獲し今年9月に環境省が根絶宣言をした。活動は世界自然遺産登録の際にも高く評価された。 


 
 
----------------

2024年度 第45回南海文化賞を受賞 

【報道】南海文化賞に奄美マングースバスターズ
 
(概要)
南海日日新聞社が各分野で優れた功績を残した人々や団体に贈る第45回南海文化賞の受賞者が決まった.今回は,奄美大島の希少動物の脅威となっていた特定外来生物マングースの根絶に貢献した「奄美マングースバスターズ」(管理者・松田 維氏)=社会・環境部門=が選出された.
 
贈呈式 2024年11月1日11:00(奄美市名瀬アマホームPLAZAで行う)
 

 
 

----------------------

「在来種の回復が力に」 バスターズがお話し会 マングース根絶の歩み語る 大和村

南日本新聞社2024年09月24日

https://www.nankainn.com/news/a-and-p/%E3%80%8C%E5%9C%A8%E6%9D%A5%E7%A8%AE%E3%81%AE%E5%9B%9E%E5%BE%A9%E3%81%8C%E5%8A%9B%E3%81%AB%E3%80%8D%E3%80%80%E3%83%90%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%81%8C%E3%81%8A%E8%A9%B1%E3%81%97%E4%BC%9A

(概要)(詳細は上記URLを参照)

 世界自然遺産に登録されている奄美大島で特定外来生物マングースの根絶が宣言されたことを受け、防除の中心的役割を担った奄美マングースバスターズ(AMB)のお話し会が23日、大和村思勝の環境省奄美野生生物保護センターであった。AMBメンバーの後藤義仁さん(49)がこれまでの苦労を振り返り、「マングース対策が進むにつれて在来種が目に見えて増えていくことが活動の励みになった。これからも奄美の森を見守り続けたい」と語った。

 

 

 
2024年11月号 ツグミ科の逆襲 結局、ツグミってどんな鳥?
「その他」   速報!奄美大島の外来種マングース「根絶宣言」発表(BIRDER) 
https://www.bun-ichi.co.jp/tabid/57/pdid/17545-202411/catid/21/Default.aspx
 

 

2024/10/16

【報道】固有種25種を絶滅させた「無慈悲なキラー」ノネコ狩りに挑むオーストラリア(2024年10月16日Hankyoreh)

 【報道】固有種25種を絶滅させた「無慈悲なキラー」ノネコ狩りに挑むオーストラリア2024年10月16日Hankyoreh

ノネコによって,在来種が毎年15億頭の数姿を消し 80種が絶滅危惧種または絶滅の恐れ

 概要

 オーストラリアのニューサウスウェールズ州が、ノネコの個体数調節のために狙撃手で構成された駆除チームを結成したと、14日(現地時間)外国メディアが報じた。  ガーディアンやオーストラリアのABCなどは、ニューサウスウェールズ州政府がノネコ専門の駆除チームを設置したと報じた。  専門の狙撃手5人で構成された駆除チームは、州西部全域の国立公園でノネコの個体数を調節する役割を担当する。オーストラリアの全地域でノネコの狩猟は合法だが、州政府が専門チームまで設けたのは今回が初めて。

(詳細は下記URLをご覧ください)
https://news.yahoo.co.jp/articles/89c51390583c85f91067d969d4335768020fc19f


-----------------------

The Gurdian int

Mon 14 Oct 2024 02.44 BST

Shooters to target feral cats in NSW national parks amid boom in population

Invasive Species Council says 5 million native mammals, birds, reptiles and frogs are killed by feral and roaming pet cats a day in Australia.

A five-person team of expert shooters will soon target feral cats in New South Wales national parks as the state steps up efforts to control the pest animals.

The intensive ground operation is being deployed in response to increased cat numbers, according to National Parks and Wildlife Service deputy secretary, Atticus Fleming.

“Intensive, well-targeted ground shooting operations will now be part of an enhanced strategy including trials of cat baits, deployment of innovative cat traps, establishing large feral-cat free areas and exploring genetic controls,” he said in a statement.

(詳細は下記URL参照)

https://www.theguardian.com/environment/2024/oct/14/nsw-feral-cats-national-parks-invasive-species-council


--------------

Feral cats to be culled by specialist ground shooting team in NSW national parks
ABC net Mon 14 Oct

In short:

The NSW National Parks and Wildlife Service has launched its first-ever dedicated feral cat control team.

Feral cats are the cause of an estimated 1.5 billion native animal deaths per year Australia-wide.

What's next?

The new teams will be based in either Dubbo, Bourke or Broken Hill.

 

 (詳細は下記URL参照)


--------------

The Latest Australian “Threat Abatement Plan” for Cats

April 014, 2024 
By Andrew Rowan, DPhil

Following the release on September 4, 2023, of a report by IPBES on the adverse impact of invasive alien species on global biodiversity, the Australian Government announced that it was again “declaring war” on cats (the Government declared war on cats in 2015, pledging to kill two million feral cats and develop various other programs and projects to protect native wildlife from cat predation). This latest Threat Abatement Plan for cats was reportedly produced after extensive consultation. However, the Australian RSPCA noted that the Taskforce on Invasive Species (of which the RSPCA is a member) only learned about the new plan on the day it was released. Meanwhile, the Invasive Species Council complained that the 2015 “war on cats” was never adequately funded and recommended greater government support for this new “war.”
 
 (詳細は下記URL参照)
 
------------

Federal government declares 'war' on feral cats with new action plan open for feedback

By Patrick Bell
Thu 7 Sep 2023
 
 (詳細は下記URL参照)